目元のシワやクマをケアしたい…と思ったら「アイクリームを使いましょう」という答えが一般的かもしれません。
でも、アイクリームをわざわざ使わなくても顔用の保湿クリームを目元にもたっぷりと塗ればそれでも良さそう…なんて思ったりしませんか?

また、アイクリームを使ってみたけどいまいち効果がわからなかったからやめちゃった…という方もいるかもしれません。

そもそも本当にアイクリームって必要なんでしょうか?使うことで目元にどんな効果があるんでしょうか?
このあたり、詳しく検証してみました!

この記事に書いてあること
アイクリームってなんのためにあるの?
顔全体用の保湿クリームは、ほとんどの方がスキンケアに取り入れていると思います。
顔全体に塗るわけですから、もちろん目元にも塗っていますよね。
「保湿クリームを塗っているんだから目元ケアもこれでOKでしょ」と思う方も多いかもしれませんが、それなら目元専用の「アイクリーム」なんてそもそも存在しないはずです。

目元専用のアイテムがある…ということは、つまり「目元は顔全体の中でも特別な場所」と考えることができますよね。
具体的に何が特別なのかというと…
- 目元の皮膚は顔の中で特別薄い!(頬と比べると1/3程度)
- 目元は顔の中で特別動きが多い!(1日瞬き約20,000回)
- 目元は顔の中で特別乾燥しやすい!(皮脂腺がほぼなくバリア機能が低い)
こういったことがあげられます。
皮膚がものすごく薄いのに、日中は動き続けていて、なおかつ皮脂腺がなく水分をキープできない…
これだけ見ても、目元の環境がいかに厳しいかがわかると思います。
とってもデリケートな場所だけに、トラブルも発生しやすく、「しわ」「くま」「たるみ」などのエイジングサインも真っ先に現れやすいんですね。


アイクリームは、トラブルが多発しやすくデリケートな目元をしっかりとケアするためにあるということですね。
アイクリームの役割は?保湿クリームとの違いは何?
では目元専用のアイクリームと、顔全体に塗る保湿クリームは具体的にどんな違いがあるのでしょうか。
それぞれのクリームの特徴をまとめてみますね。
顔全体の保湿クリームとは
- 顔全体を保湿することがメインの目的
- 顔全体に馴染みやすいような設計
- 成分は「保湿成分」がメイン
- 「敏感肌用」「オイリー肌用」など肌質に合わせた商品が豊富
目元専用のアイクリームとは
- 「小じわ」「たるみ」「くま」など目元のエイジングケアがメインの目的
- 目元にしっかり密着する設計
- 成分は「保湿成分」+「目元悩みにアプローチする美容成分」が高配合
- 「しわが気になる方向け」「たるみが気になる方向け」など悩みに合わせた商品が豊富
どちらも、メインの役割は「お肌の保湿」です。
そういう意味では、「ただ保湿するだけ」ならアイクリームである重要性ってそれほど高くなく、目元に顔用の保湿クリームを使うだけでも問題ないと言えますね。
ただ、アイクリームはデリケートで複雑な目元にきちんと馴染みむように設計されているだけでなく、気になり始めたエイジングサイン(しわ・たるみ・くまなど)にしっかりアプローチする成分が配合されています。
つまり、
- 目元にしわやたるみなどの悩みが出てきた…
- 目元に悩みができる前に予防しておきたい…
こういった方にとっては、顔全体のクリームで保湿するだけではケアが不十分。しっかりと目元専用のアイクリームを使ってエイジングサインに対してピンポイントでケアしてあげる必要があるわけです。

顔全体の保湿には「顔用の保湿クリーム」、目元の保湿と目元特有の悩みに対しては「目元専用のアイクリーム」を使ったほうがいいと言えそうですね。
アイクリームを使ったら具体的にどんな効果がある?
顔の中でも特別な「目元」のためだけに作られたアイクリームを使うとどんなメリットがあるのか具体的にご紹介します。
保湿をして目元を乾燥から守る
まずは「保湿」です。
目元のいろいろなお悩みの元をたどるとほぼ全てに「乾燥」が関わっています。

アイクリームは「乾燥しやすく、デリケート」な目元の皮膚にしっかり密着して保湿できるように作られているので目元を乾燥から守ることができます。
シワやクマなどの悩みをケアできる
アイクリームは、保湿以外にもエイジングサインに対するケアができる商品がほとんどです。
例えば、目尻のシワに悩んでいるとしますね。
その場合、「目尻のしわケア」を得意とするアイクリームを選んであげることでしわに効果が期待できる美容成分がしっかりと目元に届き、お悩みを改善する手助けをしてくれます。
顔全体のクリームだと、そこまでピンポイントに目元の悩みにアプローチすることは難しいです。
マッサージと併用することで疲れ目を解消できる
スマホやパソコンを1日何時間も使うという方も多いと思いますが、スマホやパソコンの画面を見ることは目にとって実は大きな負担になっています。
知らないうちに目元の筋肉が固まり、血行が悪くなり、くまやたるみを引き起こしてしまっている…なんてことも少なくありません。
そんな疲労の溜まった目元に、アイクリームを塗りながら優しくマッサージをしてあげると筋肉がほぐれ血行も良くなり疲れを解消してあげることができます。
デリケートな目元の皮膚は、「摩擦厳禁」!

アイクリームは目元に馴染みやすいように作られているので、アイクリームを使ったマッサージは疲労回復と美容効果の一石二鳥なのです。
まつげのケアができる場合もある
最近、目元のケアをしつつまつげのケアまでできる!という二刀流なアイクリームが人気です。
目元周りを保湿して美容効果をもたらしながら、まつげの育毛やコシやハリをサポートしてくれるというものです。
まつげ美容液もこの頃はかなりメジャーになってきて種類もたくさんありますが、正直アイクリームもまつげ美容液もあれもこれも…とスキンケアアイテムが増えるのは煩雑ですよね。
まつげケアも兼ねたアイクリームを選べば、1本で目元とまつげの両方がケアできて効率的です。
アイクリームの効果が感じられない理由
いろんな効果を期待してアイクリームを使ってみたものの、効果を感じられなかったからやめちゃった…という経験、ありませんか?
上でも書いたように、アイクリームにはいろいろなメリットがあるはずなのに、「効き目がないみたい…本当に効くの?」「意味ないんじゃない?」と感じてしまうのはなぜでしょうか?
それにはいくつかの理由が考えられます。
- 効果が出る前にやめてしまった
- 悩みにあったアイクリームを選べていない

効果が出る前にやめてしまった
意外に多いのが「効果が出る前に使うのをやめた」というパターンです。
「目元専用」という特別感もあってかアイクリームを使えばすぐにお悩みが解消できると思っている方が多いです。
もちろん、悩みの程度や年齢によっては使ってすぐに変化を感じられることもあります。
例えば、「ちりめんジワ」程度の浅いシワならアイクリームを使い始めて比較的早く効果を感じられるかもしれません。
でも、同じシワでも深く刻まれ始めた真皮ジワの場合、アイクリームを使ってすぐにそのシワが消えたり薄くなったり…ということは残念ながら難しいです。
長い時間をかけて出来上がった悩みが化粧品でそう簡単に解決できるわけがないのは、なんとなくわかりますよね。
基本的にアイクリームには薬のような即効性はありません。
毎日使い続けることで目元が少しずつ蘇っていくイメージです。
最低でも、使い始めたアイクリーム1本は使い切ってみましょう。
最初のうちは目に見える変化が小さいかもしれませんが、コツコツと使い続けることで少しずつ変化が見えてくると思います。

合わせて読みたい!アイクリームの効果がわかる期間ってどれくらい?
悩みにあったアイクリームを選べていない
どのアイクリームを選んでも「保湿対策」は基本的にできます。
でもそれ以外には、アイクリームによって得意・不得意があるんですね。
「しわ」が気になるなら、しわにアプローチする成分が含まれたアイクリームを、「くま」が気になるなら、くまにアプローチする成分が含まれたアイクリームを使わなければあまり効果は感じられません。
中には「しわ」にも「くま」にもアプローチしてくれるアイクリームもありますが、自分の悩みにしっかり合ったアイクリームがどれなのかを見極めて使うことが大切です。
自分に合ったアイクリームの選び方
アイクリームの効果を最大限感じるためには、自分に合ったアイクリームをきちんと選んであげる必要があります。
アイクリーム選びのポイントとしてお伝えしたいのは
- 悩みを1つに絞って選ぶ
- 今の目元に必要な成分が入っているものを選ぶ
- 続けやすい価格の商品を選ぶ
ということ。

目元の悩みを1つに絞って選ぶ
最初にお話したように、目元はいろいろなトラブルが発生しやすい箇所です。
特に年齢を重ねると「しわもたるみもくまも…」という風に目元悩みがいくつもある…というパターンが増えていきます。
ただ、その全てを一挙にケアできるスペシャルなアイクリームというのはなかなかありません。
アイクリームを使う際は、目元トラブルの中で「1番気になる悩み」を絞り、その悩みをしっかりケアできるアイクリームを選ぶと良いでしょう。
そうやってピンポイントに1つずつ悩みを解消していくほうが結果的に効果も感じやすく効率的です。
今の目元に必要な成分が入っているものを選ぶ
悩みを絞ったら、その悩みにしっかり力を発揮してくれる成分が含まれたアイクリームを選びましょう。
おすすめのアイクリームも合わせてご紹介します。
それぞれの悩みにおすすめの成分
お悩み | おすすめ美容成分 | おすすめアイクリーム |
乾燥・乾燥小じわ |
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くま(青くま・茶くま) |
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たるみ |
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続けやすい価格の商品を選ぶ
アイクリームは「使い続けること」が何より大切!
薬ではないので、「症状が良くなったから終わり!」ではダメ。また同じ悩みを繰り返してしまいます。
そういう意味では、自分が続けやすい価格帯のアイクリームを選ぶことも重要になってきます。
確かに高いアイクリームは成分など魅力的ですし高級感に溢れているので使ってみたいですよね。でも高いアイクリームだから勿体なくて適量を使えなかったり、朝晩使うところを節約のため夜だけにしたり…ではあまり意味がありません。
時々、憧れのアイクリームを使ってみるのは大いにアリですが、基本的には自分が使い続けられる価格のアイクリームを選んで長期的に使い続けていくことが大切です。

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効果を引き出すアイクリームの使い方のコツ
せっかく選んだアイクリームですから、正しく使って効果をしっかり引き出しましょう。
基本的には「気になる目元に塗る」というとてもシンプルなものですが、デリケートな目元だけに少しだけ使い方のコツがあります。
- クリームが固めの場合は体温で少し温め柔らかくしてから使う
- 目元に点々と数カ所にクリームを置いて、薬指などを使って優しく伸ばす
- 力を入れたり擦ったりするのは厳禁!(逆効果に!)
- 塗った後は、指で目を覆って肌とクリームを密着させる
- 目元のマッサージを同時にすると効果的
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まとめ:目元の悩みにはアイクリームでのケアを
アイクリームは誰にとっても絶対に必要か?と言えば、そうとは言えません。
単純に保湿するだけなら顔用の保湿クリームでも良いのです。
でも、
- 目元のトラブルを予防したい
- 目元の悩みをしっかり解消したい
- 若々しい目元でいたい
と思っているなら、ただ保湿するだけでは不十分。その目的にあった美容成分が配合されて、なおかつデリケートな目元にしっかり効果を発揮できるように作られているアイクリームを使うのがベストです。

いつ始めようかな?と思った「今」がその時です!
目元のケアを続けて、いつまでも若々しい目元をキープしていきましょう。
\まずはプチプラでアイクリームデビューはいかが?/